仙丈ヶ岳
『北沢出発の日帰りレポート』はコチラ
日 数 1泊2日
体力度 ★★☆
危険度 ☆☆☆
工 程 1日目=広河原〜北沢〜太平小屋〜滝見台〜馬の背ヒュッテ
2日目=馬の背ヒュッテ〜仙丈小屋〜仙丈ヶ岳〜小仙丈ヶ岳〜北沢〜広河原
歩行時間 1日目=約3時間20分
2日目=約5時間30分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 芦安村P
歩行日 9月下旬
備 考 早朝=5℃、日中=15℃、頂上=5℃(フリース等防寒着必要)
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 マイカー規制により登山口となる北沢へバスで移動となるため、車は芦安村の村営駐車場に停めます。駐車場は無料ですがバスはもちろん有料。料金、運行時刻等は芦安村のWEBサイトで確認してください。

 芦安村P〜北沢まで、2時間ほどかかります。

芦安村村営P

芦安バス乗り場

北沢〜滝見台=約1時間半

 バスを降りたら進行方向(戸台方面)に歩き出します。数分歩くと左手に樹林への入口がありますので、そこから樹林に入り、クネクネと数分下るとアッサリと大平小屋が現れます。小屋前からは結構眺めがよいです。槍が見えたりします。

 登山道は大平小屋裏手より、樹林の急坂を登る事となります。上着は脱いでおいたほうが良いでしょう。約1時間、無言で樹林の急坂を登り続けると最初のピーク付近に立ちます。しばらくして樹林を抜け河原の側道となります。最初のピークとした所から約30分位で滝見台に到着です。(右手に滝が見えます。)

北沢

大平小屋
Highslide JS
滝見台

滝見台〜馬の背ヒュッテ=約1時間20分

 滝見台より先は、振り返る度に甲斐駒ヶ岳がよく見えるようになります。登山道は相変わらず河原の側道ですが、小さな登り降りを繰り返しながら次第に高度を上げていきます。(意外と疲れた)

 河原側道歩きも飽きた頃に藪沢小屋からの合流点が現れます。合流点を過ぎると、約10分で馬の背ヒュッテにたどり着きます。馬の背ヒュッテが近づくと、発電器の音が聞こえますので到着間近となった事が分かります。小屋についたら「本日大混雑のため、頭足頭足の順に寝てもらいます。」と言いわれちゃいました・・・

馬の背ヒュッテ
 
レポート<2日目>
馬の背ヒュッテ〜仙丈小屋=約1時間10分

 翌朝は雨でした。出発直後は樹林の短いを登りです。尾根上に出ると樹林が終わり、左右をハイマツに囲まれた尾根道となります。ようやくこの辺りからアルペンムードが出てきます。ハイマツが風よけになってます。ハイマツが消えると目の前に景色が広がり、自分たちが、かな〜りの高い所に居ることが分かります。ひょ〜!

 まもなく水の音が聞こえてきます。水場がありました。ここの水は水源だそうです。汚さないよう注意しましょう。水のパイプラインをたどって登ると仙丈小屋に到着します。こちらの小屋は風力発電機+ソーラーモジュールによるハイブリッド電力のエコ小屋との事。この日はガスが出ていたのですが、ガスが切れてカールが見えるたびに、小屋前で休憩中の登山者から歓声が上がります。頭上には仙丈ヶ岳のピークが見えます。

仙丈小屋

仙丈小屋〜仙丈ヶ岳(小仙丈ヶ岳)=2時間

 仙丈小屋からピークまではガレ場の急な登り坂です。滑りやすいので注意しましょう。景色に見とれて滑落しないように!藪沢のカールが美しいです。そしてついに仙丈ヶ岳頂上到着!JAL粉末コンソメスープで祝杯!(ザックにコレしかなかった)

 頂上からは御岳・槍ヶ岳等々を確認する事が出来ました。八ヶ岳は雲の中、甲斐駒ヶ岳は残念ながらガスの中でしたが、悲願の甲斐駒見物のために、この後も苦労させられました。なにせ、たまにガスが晴れて、カールが見えると足を止めカシャッ!カシャッ!さらに甲斐駒や北岳・地蔵岳が見えるとなると、またカシャッ!カシャッ!の繰り返しです。なかなか進まない!でも、急いで降りるにはもったいない景色です。バスの時間に余裕があるので、ゆっくり行きます。

仙丈ヶ岳への登り(下は仙丈小屋)

仙丈ヶ岳頂上
Highslide JS
藪沢カールを行く

小仙丈ヶ岳への稜線

小仙丈ヶ岳〜北沢=約2時間20分

 小千丈岳までは稜線の上り下りを繰り返します。登り坂となる部分は傾斜がきつく、道幅が狭いので注意しましょう。クサリ・梯子等は無いのですが、両手を使いたいのでストックは縮めて、ザックに固定しました。小仙丈ヶ岳は甲斐駒ヶ岳がシッカリ見えるポジション。さらに振り返れば仙丈ヶ岳と大カールが目に入ります。眼下にはすでに紅葉の始まった南アの樹林と馬の背ヒュッテが見えます。最高です! しばらく緩やかな下りを進むと、ついに稜線とお別れです。

 左右をハイマツ囲まれた下りの道をひたすら降りると5合目。ここから、樹林の急な下り坂が1時間半以上続きます。すごい下り勾配です。渙発入れずにひたすら降ります。落差1100m!いい加減、飽きてきますが、下りはなおも続き、2合目を過ぎる頃にようやく傾斜がゆるみます。足下が土になり、1合目を過ぎてまたまた急坂。バスのエンジン音やら人の声やらが耳に入るようになったら北沢です。
Highslide JS
チラリと見えた甲斐駒ヶ岳
Highslide JS
大カール
 
 

Google
WWW を検索 I LOVE THE MOUNTAIN を検索
copyright(c)2002 mizuo All Right Reserved
This caption can be styled using CSS.