赤岳〜横岳=約1時間45分 |
翌朝は、日の出が4時50分頃との事なので、作者とその一行は防寒着を着込んで小屋前で日の出を待ちました。今回は雲が多く、あんまり綺麗な朝焼けではなかったのが残念。主稜線もクッキリ照らされなかったです。地形的に向きが悪いのかも・・・。
さて、小屋で朝食を済ませたら、いよいよ主稜線に出発です!まずは赤岳頂上小屋から赤岳展望荘に向けて約170mの急降下。機の鬱はうってかわってはやくもアルペンムード全開です!主稜線を見下ろしながら進むのは気持ちいいのですが、登山道は狭く滑りやすいザレ道ですのでスリップやすれ違い時に注意してください。
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主脈稜線展望 |
赤岳頂上小屋出発直後 |
まもなく赤岳展望荘 |
作者とその一行は早朝の渋滞もあって赤岳展望荘まで30分もかかりましたが渋滞がなければ20分位で着くはずです。赤岳展望荘手前で振り返って見る主峰赤岳はスバラシイ山容でした。朝日に焼けてまさに赤岳です!
登山道は風力発電機が並ぶ赤岳展望荘の玄関前を抜け、いよいよ左右の切れ落ちた(とはいっても道幅は十分あるけど)稜線にでます。そびえ立つ横岳を見ながら地蔵の頭まで進むと今日はじめてのハシゴが現れます。さあここから岩稜歩きの始まりです。ここから横岳の向こう側までは、登山地図上では危険マークが付いていたり、コースが点線になっていたりする部分で、もちろんハシゴとクサリがたくさんありますが、しかっかりと三点支持を守って慎重に歩けば、特にキケンという箇所はありませんのでご安心を・・・。
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赤岳展望荘 |
赤岳 |
いよいよ横岳(険場)へ |
横岳までは複数のピークがあり、赤岳方向から進むと、大権現や三叉峰などを乗り越えた一番最後が横岳頂上となります。遠くに見える一番最後のピークが横岳ですので、まだかまだかと焦らずに景色を楽しみながら歩いてくださいね。特に進行方向左下には八ヶ岳山麓の深い森と行者小屋、赤岳鉱泉が見え、遠望には槍ヶ岳のピークや大キレット、鹿島槍、白馬も望むことが出来ます。(見とれすぎて落ちないでね)。
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鉄ハシゴ |
クサリ場 |
横岳手前の小ピーク |
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横岳〜硫黄岳=約50分 |
横岳頂上を通過すると下り坂に転じます。その先で稜線を進行方向左に横切るポイントがありますが、ここは本コースで一番注意が必要なポイントですので慎重に進んでください。左に切り換えしてから数歩は足下がとても狭くなってます。前方が開けて足下がガレ場のジグザグ下りになれば険場は終了です。前方の硫黄岳山荘めざして一気に下り落ちましょう!(横岳〜硫黄岳山荘間は約35分です。)
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硫黄岳山荘は小屋番が親切な綺麗な小屋。特にトイレは造って間もない様子で超キレイ!作者とその一行は驚きのあまり、全員トイレ視察ツアーを決行してしまった。さてさて、コーヒーまで飲んでスッカリくつろいで(トイレでじゃないよ)しまった作者とその一行ですが、そろそろ再出発とします。
硫黄岳山荘〜硫黄岳間はガレ場の登り坂。まっすぐに続く上り坂は久しく見ていないので初めはチョットおっくうに感じますが意外とはやく頂上に立てますで頑張って登りましょう。頂上までの道中には濃霧時のシンボル用に大ケルンが立ち並んでいますので悪天時にはケルンを頼りに登りましょう。。
硫黄岳頂上の手前には爆裂火口が口を開けています。あんまり近寄りすぎると崖っぷちが崩れて転落する恐れがありますのでほどほどに近づいて見てください。けっこう迫力がありますよ!
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横岳頂上に腰掛ける |
大同心 |
横岳からの下り |
横岳通過後の注意ポイント |
硫黄岳山荘 |
ケルンに導かれ硫黄岳へ |
もうすぐ硫黄岳 |
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硫黄岳〜赤岳鉱泉=約1時間10分 |
登山道は硫黄岳頂上を過ぎると赤岩の頭に向かって下り坂になります。楽しかった稜線歩きもこれで最後です。左手に見える赤岳〜横岳〜硫黄岳の主稜線や阿弥陀岳・赤岳のシルエットがなごり惜しく感じた作者ですが、一行の方々はサッサと樹林に入って行ってしまうのでした。まってチョ〜。
赤岩の頭からはドップリと樹林に入ります。昨日の文三郎道と違ってこちらはジグザグの急降下ですが足下はシッカリしていて、とても歩きやすいです。赤岩の頭から50分ほど下れば赤岳鉱泉に到着します。赤岳鉱泉の手前10分程度の所でジョーゴ沢を渡りますので、顔でも洗って行きましょう。
赤岳鉱泉は素人でも泊まれそうな宿。通年営業なので真冬でも温泉に入れます。(厳冬期は素人じゃたどり着かないかも) 小屋では行者小屋同様、お土産・食事などのサービスが整っていますので、食べ物も水も無くなった状態で降りてきても、お金さえ持っていればどうにかなります。
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赤岳と阿弥陀岳 |
赤岩の頭 |
赤岳鉱泉 |
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赤岳鉱泉〜美濃戸=約1時間30分 |
登山道は赤岳鉱泉の玄関前を右に進んだ空き地の奥から続いてます。ここからはタラタラと下るだけです。沢に見とれて橋から落ちない限り危険箇所はありません。
赤岳鉱泉から約45分で最後の橋を渡って車道に出ます。ここからは辛い車道歩きが約45分続きます。車道のヘアピンカーブがきつくなると、カーブの向こうに美濃戸の小屋が見え、無事、昨日歩き始めた登山口(八ヶ岳の絵看板がある)に到着です。
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北沢ルート |
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