燕岳(2763m)
日 数 1泊2日
体力度 ★☆☆
危険度 ☆☆☆
工 程 1日目=中房温泉〜合戦小屋〜燕山荘
2日目=燕山荘〜燕岳〜燕山荘〜合戦小屋〜中房温泉
歩行時間 1日目=約4時間
2日目=約3時間25分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 中房温泉:安曇野市営第一駐車場(無料)
歩行日 9月7日〜8日
備 考  
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
標高*距離グラフ
(グラフはカシミール3Dを利用)
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 中房温泉の駐車場は安曇野市営駐車場が3箇所有ります。駐車台数の目安としては、登山口に一番近い順に第一駐車場:約50台、第二駐車場:約40台、第三駐車場:約30台の合計約120台が駐車可能です。駐車場から登山口間は舗装された林道歩きで約10分となります。

第一駐車場

林道歩き

中房温泉に到着

中房温泉〜合戦小屋=約3時間10分

 中房温泉を出発すると登山道は深い樹林に入ります。

 登山口から合戦小屋までは北アルプス屈指の急登と呼ばれていますが、合戦小屋に着くまでには、ほぼ30分毎にベンチが有り、登山者の体力・体調に合わせて休憩がとれるよう図られています。

 本日は行程の70%近くが樹林の急登であり、道中の展望はあまり期待できませんが、残り約30%で楽しめる大展望は本当にすばらしいものです。

 頑張って登れば燕山荘で至福の時を過ごせますので、めげずに、焦らず、力まずマイペースで登りましょう。

登山口

第一ベンチ

深い樹林を進む

第二ベンチ

第三ベンチ

結構キツイ

富士見ベンチ

 さて、登山道は頑張って登り続けると標高2200mの富士見ベンチあたりから次第に空が開けだし、勾配も少し緩やかになります。そして、合戦小屋に到着すれば樹林の急登は終了です。

 小屋では名物のスイカが売られています。美味そう・・・。値段は1/8カットで800円(2007年価格)でした。合戦小屋ではスイカの他、うどん等の食事メニューも揃っています。また、小屋の外にはベンチが沢山あります。是非ともここで休憩して、残行程に備えましょう。(この後も意外と急坂なので・・・)

合戦小屋

スイカ〜♪

合戦小屋のベンチ

合戦小屋〜燕山荘=約50分

 合戦小屋を後にすると、空を覆う樹林はほぼ無くなり、砂礫のような薄茶色の道をジグザグに登るようになります。

 合戦小屋までで「樹林の急登」は終わったはずですが・・・残念ながら合戦小屋からは「ただの急登」が始まるのです〜(笑)。でも、樹林の時みたいにダラダラとは続きませんので少しはマシです。

 合戦小屋を出発して約20分歩くと三角点を通過します。合戦小屋で休みすぎ、足が怠くなってしまった作者とその一行は、早くもここで休憩。う〜ん、意外とキツイ〜。

 正面に目指す燕山荘が見えてくる頃には、クサリの付いた露岩の急斜面が幾つか現れますが、難所という程でもないので注意して登れば危険は少ないでしょう。山の場合、ゴールが見えてからが長いのですよね。燕山荘がある高台が、すごく高く遠くに見えますが、もう少しですので気合いを入れ直して頑張ろう!

三角点

露岩帯に変化
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燕山荘が見えてきた!
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クサリ場

燕山荘

 ついに憧れの燕山荘に到着。本当に綺麗な山小屋です。しかもデカイ!

 山荘前の展望スペースで記念撮影をしたら、貧乏登山の作者とその一行はテント場へ移動。

 本当は山荘に泊まって、名物のアルペンホルンが聴きたかった〜。

 テント場は山荘前にありますのでアクセス抜群。到着が早かったせいか、スペースの選択肢は沢山あり迷いましたが、作者とその一行は人通りのない奥地に設営。地面は平らだし眺めは良いし、なかなか良い感じのスペースでした。

 ただし、テント場にあるトイレは最悪でした。ウ○虫が沢山いました。本当に嫌だった・・・。山荘内のトイレはすごく綺麗なのに残念です。

 燕山荘からは花崗岩と緑とのコントラストが美しい燕岳が望ます。

 あいにく本日はガスが出てきてしまい、夕焼けに染まる燕岳は望めませんでした。ガスの切れ間狙って写真を撮ってみましたが、やっぱりイマイチでしたね。

燕山荘

山荘前の展望台

テント場

幕営手形

燕岳

燕山荘

 さて、作者とその一行は、この燕岳から始まると言っていい表銀座の稜線を眺めに山荘裏に行ってみました。山荘のすぐ横にはイルカ岩っぽい奇岩がありますが、雑誌などでよく見るヤツはコレではありません。

 ガスのせいか、やはり展望はイマイチでしたが、粘りに粘ってどうにか槍の穂先をカメラに収め、今日の所はテントへ撤退しました。
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人面石?と燕岳
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これもイルカ岩?・・・群れです。

表銀座ルートの始まり
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ガスの切れ間の槍ヶ岳
 
レポート<2日目>
燕山荘〜燕岳(往復)=往路約30分、復路:約25分

 早朝、今日は天気が良く、燕岳も表銀座の稜線も北アルプス大展望もバッチリです!

 朝焼けに染まる槍ヶ岳は本当に美しかった〜。今回、初めて山の朝を体験した息子も大感激の様子。感激しすぎてあまり声が出ていませんでしたが、オレンジ色に染まったほっぺとその瞳が大自然のすばらしさを語っていました。
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感動の朝
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朝焼けに染まる槍ヶ岳

大感激♪

 さて、うまくまとめたところで、いよいよ燕山荘を出発!

 ハイマツを抜けると、花崗岩で出来た岩のオブジェ達が次々と出迎えてくれました。

 まずは奇岩「イルカ岩」。雑誌でよく見るヤツです。本当に天然物なの?って思えるほどマジにイルカさんでした。すげ〜。目なんかまるで人が掘ったみた〜い・・・。

 このほか名前が無くても、明らかにヘンテコな格好の岩を次々と見物しながら進むと、頂上直下ではメガネ岩とご対面。

 コイツもスゴイ。しかもデカイ。どれだけの時間を要してこのカタチになったんだろ〜?

ハイマツを抜けると奇岩帯
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イルカ岩
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登山道は奇岩を縫って進む
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狭いところを抜けます

 頂上が近づくと急階段が現れます。この区間で一番キツイのはこの階段かな?

 階段を上りきると、ちょっとルートに迷う感じになりますが、手探りでルートを探しつつ、どうにか一番高い所を目指して進みました。

 燕岳の頂上は岩の上の狭いスペースでした。狭いので記念撮影だけ済ませ、頂上を後にしました。
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メガネ岩

燕岳頂上部

階段

頂上の記
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登山者の列

 作者とその一行は、色々と遊びながら歩いたので、山荘〜頂上間のタイムはあまり正確ではないかもしれませんが、往復1時間もあれば十分楽しめます。
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イルカ岩
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燕岳

燕山荘〜割線小屋〜中房温泉=約35分+約1時間50分

 燕山荘に帰り、テントを撤収したら下山です。

 帰りは昨日登った道を下ります。

 合戦小屋まで一気に下ったら、昨日は我慢したスイカをゲット!やっぱり美味い!1/8カットじゃ、もの足りない〜。もう1個食っていい?

 スイカを食いながら、昨日同様、合戦小屋ではたっぷりと休憩してしまいました。

ハシゴ
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青空と山荘

ご褒美のスイカ♪

 合戦小屋から中房温泉間は休憩ベンチ間を約20分〜25分で下れました。今回お供してくれた息子(3年生)も最後までよく頑張った!エライ!エライ!(笑)

再び樹林へ

下りは早い息子

道祖神
 
 

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