MOC・スノーシューツアー

   2002年2月・・・最近人気があがってきた「スノーシュー」に挑戦しました!
 初体験という事もあったので、今回は谷川山麓で行われたMOC(モンベル・アウトドア・チャレンジの略)主催のスノーシューツアーに参加してきました。
 前週に降った大雪のおかげで、ツアーコースに予定していた林道はフカフカの新雪で埋もれてしまっており、道らしき姿は一切無し。はたして、スノーシューを装着した参加者一行の運命は!?

スノーシューとは?
 
「スノーシュー」はアルミやプラスチックなどの材質でできた「今風のかんじき」です。遊び方は冬の森を探索したり、雪原を走り回ったり、冬山登山のアプローチに使ったりとさまざま。
 
 
さて、今回は作者とその一行も初体験ということで、初心者向けツアーを企画しているMOC殿のお世話になって、ツアーに参加しました。MOCのツアーに参加するのも初めてでしたが、ガイド殿のおかげでスノーシュー体験も、ツアー自体もとても楽しかったです。

ツアーレポート
 
今回のツアーは群馬県谷川山麓の湯桧曽川沿いを歩き、雪景色の美しい事で有名な「一ノ倉沢出合い」をゴールとし、その往復をスノーシューで歩くというものでした。
予定されていた歩行距離・時間は往復で約6km・4時間。高低差は200mのため、人並みの体力があればOKのハズでしたが・・・

   集合場所到着
 
 チェーンを付けたマイカーで今回の集合場所となっている土合駅(JR上越線)の駅前付近に到着。豪雪に埋もれた駅の前に駐車した作者とその一行は、窓の外の吹雪を見ながら、はやくも弱腰となっているのでした。

 気合いを入れ直し、着替えを済ませてから駅内に入ると、テレマークスキーに出かける方々と、後で知ったのですが、ツアーにご一緒させて頂いた参加者殿がせっせと出発の準備をしていました。

 駅は無人でしたが、幸いにもジュースの販売機はありました。ヤッターと思い、販売機に近寄るとナント全てCOLD!なんで〜?

 まだ、MOCガイド殿らしき人物が来ていなかったので、一旦車に引き返してMOCの到着を待ちます。
   スノーシューツアー準備
 
 MOCのガイド殿は男女2名でした。男性のH氏はおじさん。女性のIさんはおねーさんです。(まだ)

 参加者は作者とその一行を含めて、総勢6名でした。MOCのH氏が準備をしている間、Iさんに連れられて、土合駅名物の階段見学ツアーに出発!なんでも、ここのホームは地下にあるとの事で、ホームから地上に上がるには約460段もの階段を登らなければならなく、電車到着から地上までは15分かかるとの事。階段の最上部までいった参加者たちは、永遠にも思えるほど深く、長く続く階段トンネルに驚愕!スッゲー!

 さて、いよいよ集合時間です。土合駅下の国道沿いにあるバス停で、コースの概要と危険箇所の説明、雪崩発生時の対処方法などを教わります。MOC殿からコーヒーをご馳走になりました。(MOCツアー、サービスいいじゃん)

 その後は準備体操、そしてMOC殿がザックに収納しきれないスコップやソリなどが、ザックに余裕がある参加者に渡され、分担して持ちました。最後にスノーシューとストックを渡されますが、装着は数百メートル先の林道始点との事。そこまでは、全員スノーシューを担いで歩きました。
   スタート
 
 林道の入口に来て仰天。MOC殿がコッチと指さす方には道など無く、ただ雪の壁があるだけです。今週は大雪続きだったために、コースとしていた林道は姿を消し、ただの山斜面となっていたのでした。どうするのかと参加者一同が心配するなか、MOC殿の号令で一同スノーシューを装着。作者の感想としては、いがいと普通。というのは足にこんなにでっかいものを付けて歩くのだから、もっと違和感があると思っていたのですが、全然そんな事はなく、重さもさほど感じないため、普段と同じ歩行が可能なのでした。ということは、これ以上スノーシューに関して解説する事はないワケであって、当然MOC殿からスノーシューについての説明はいっさい必要なかったのでした。あとは歩くだけ・・・

 そしてついにMOCのH氏を先頭にしてスノーシューイングツアーのスタート。こうして参加者一同の不安をよそに、楽しい楽しいラッセル隊が出発したのでした。行く手はすべて真っ白の雪。前出のとおり大雪のため道など無く、H氏の努力で少しずつ自分たちの道が造られていきます。「こいつは大変だ」と人ごとのように思い、「MOC殿2名がかわりばんこにラッセルするのかなー?」などと甘く考えていたら大間違い。先頭から「はい交代」の声がかかり、2番手(参加者)にバトンタッチ。(ひぇ〜!やっぱりやるのかー)
   ラッセル
 
 作者にとっては初めてのラッセルでした。スノーシューを履いているとはいえ、股まで雪に浸ってしまい、雪の重みで足が前に出せません。力を込めて雪を踏みつぶしながら一歩また一歩と進みます。MOC殿の指示を受け、進路を修正しながら進みます。というのも、行く先は真っ白なので、素人には方向がサッパリ分からないのです。(こうやってコースを外れて、谷に落ちたりするんだね)

 しばらく頑張っていると、頃合いをみて後方のMOC殿から「交代!」の声がかかります。作者ははじに寄り、2番手が前に出ます。先頭だった作者は最後尾に回ります。参加者のみなさんからは「おつかれー」の言葉を頂きました。最後尾と先頭とは天国と地獄ほど差がありました。でも、これはこれで楽しい。雪山経験が無かった作者にとっては、こんな体験はMOC殿が一緒でないとできません。ひとりじゃ途中でくじけてます。MOC殿ありがとうございました。
   ツアー名変更?
 
 参加者の名から、笑い声で「このツアーって初心者向けで、人並みの体力があればOKとか、子供でも参加可能とかって書いてありましたよねー?」と質問がでると、返すMOC殿はさらに上手で「あ、さっきコース名変わったんです。」「今日は、雪山入門ラッセル体験ツアーね!」一同、大ウケなのでした。(先頭以外は)
   昼飯
 
 昼飯は避難小屋のようなところでとりました。MOC殿のザックからは、でっかい鍋が出てきて、あたりの雪を使ってFD食を作ってくれました。準備しているあいだは自由行動。といってもみんな疲れきっていて、あまり動けません。昼飯のメニューは「五目御飯」と「豚汁」です。この他、ビスケットや暖かいミルクティー、ココア、ワインなどが振る舞われ、みんなで至福のひとときを過ごしました。

 食後にMOCのH氏から「今日は雪が多く、目的地まで進めないため、途中のマチガ沢まで行って引き返す事にします。みなさんよろしいですか」との連絡があり、一同了解しました。残念だけど仕方ない。これぞ自然体験ツアーなのだ。
   マチガ沢
 
 マチガ沢では、小高い丘(5m程度)に登ってゴールとなりました。最後の5mでは「キックステップ」のやり方を習い、全員急坂にチャレンジ。作者などは一歩進んで二歩ずり落ちる始末。丘の上で記念写真を撮ったら、おしりで滑って降ります。

 この後、MOC殿のザックからは「エアボード」が出現。空気を入れて膨らませ、みんなで斜面を滑って遊びました。(MOCスゴイぞ、サービス満点だ!)
   帰路
 
 帰りは来た道を進みます。行きにつけたラッセル道が残っており、帰りはラクチン・スイスイでした。MOC殿も余裕をみせ、色々教えてくれます。例えば、木の幹に付けられたイニシャル。高いところに書いてあるという事は、それが書ける高さまで雪が積もるという事とか、同じ高さの短い木がたくさんある所は、雪崩がおきやすい所。木が雪崩で折られてしまうため、いつまでも、その高さで成長が止まってしまっているとか・・・「ふーん、色々ためになる!ツアーはやっぱり参加する価値があるんだね」と思った作者でした。

ツアー体験後記
 
 今回は大雪のせいで、ラッセルツアーになってしまったけど、スノーシューって本当はもう少し踏まれた雪面を歩き、多少のフカフカ感を味わうものなのかなぁ〜と思います。でも、今回のラッセルツアーでは苦労した分だけ冬の森を満喫できました。あたりを雪で囲まれた無人の森で見た景色、味わった食事、体験したすべての事は作者とその一行を十分満足させてくれました。そして、作者とその一行は、早々とスノーシューワールドに引き込まれるのでした。(MOC殿・・・大変お世話になりました。)


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