金峰山
日 数 日帰り
体力度 ★☆☆
危険度 ★☆☆
工 程 1日目=瑞牆山荘〜富士見平小屋〜大日小屋〜大日岩〜金峰山の往復
歩行時間 1日目=約8時間55分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 瑞牆山荘付近P(無料)
歩行日 4月27日
備 考 樹林=3℃、稜線=9℃
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 東京方面からは中央自動車道須玉ICで高速道路を降り、塩川ダム・信州峠方面へ延びる県道を進みます。信州峠より約3km程手前にある、みずがきランドの付近より横道に入り、瑞牆山へ向かいます。駐車場は瑞牆山荘前より延びる脇道(すぐ先に通行止めのバーが見える)の奥にあります。

瑞牆山荘

瑞牆山荘〜富士見平小屋=約50分

 登山口は瑞牆山荘前にあります。序盤は明るい森の緩やかな登りで気分がよいのですが、15分ほど歩くと巨石が目に付くようになり、勾配が増して急坂と変化します。

 落ち葉が敷き詰められた急坂を登り続けると、途中で林道をわたります。この辺りが富士見平小屋までの中間点なのですが、作者はもう息が上がってます。林道からさらに急坂を登ると約10分位で視界が開けます。要約望めた景色は迫力満点の瑞牆山でした。ここにはベンチがあり休憩も出来ます。急登してきた登山道は、このベンチ付近でT字路のようになっておりますが、実はただの曲がり角であり、富士見平小屋への進行方向は右となります。ベンチから約15分程で富士見平小屋に到着します。

登山口

富士見平小屋〜大日小屋=約1時間10分

 富士見平小屋は丸太で組んだこぢんまりとした小屋です。小屋前にテン場があります。空が開けた明るい所で、金峰山・瑞牆山へのベースキャンプ地として最高です。

 登山道の続きは富士見平小屋の右側(正面視)からです。ここからは本当の樹林となります。最初は平らな石を敷いた様な道で、緩やかな登りでしたが、約20分程歩くと深い原生林となり勾配が増し、徐々に残雪が現れます。雪は完全に凍結しておりました。登山道の幅はだいたい80cm〜90cm位なのですが、道の中央に雪が積もっていて、それが進行方向に川のように続いておりました。(この雪は大日小屋付近と大日岩付近、稜線の一部を除いてずーっと続きました。)

富士見平小屋

 しばらく登ると、登山道の雪は凍結状態からズルズルの腐った雪(硬く締まっていないため崩れやすい雪を言ってます。)となりました。滑りやすいので、先行者がつけた踏み後をたどって登ります。この踏み後たどりは、これから頂上まで続くのでした。

大日小屋〜大日岩〜森林限界=約40分+約1時間10分

 大日小屋は空が開けた場所にあります。岩と雪に囲まれた青い屋根の小屋でしたが、まだ営業していないようでした。

 登山道はなおも樹林でとうぜん雪道。しかも急坂です。雪は結構深いらしく、踏み後以外のところを踏むと股下まで潜りました。踏み後を外さないようにコツコツと登り続けます。

 途中で突如出現した大日岩はスゴイです。こんな大きい岩山は滅多に見られません。登山道はこの岩の真横を通る事になるのですが、怖いぐらいデカイかったです。大日岩の前は展望も良く、休憩をとっている登山者が多かったです。
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大日小屋

雪道
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大日岩

森林限界〜五丈石=約1時間

 森林限界に出ると、パッと視界が開けます。登山道は一変して岩稜となり大絶壁の上を歩いて五丈石まで美しく伸びています。稜線に出てまもなく、いまにも落ちそうな巨石の横を通ります。奇跡的に落下を踏みとどまり居座ったような感じ。作者は近づくのが怖いのでサッサと通り抜けました。(これもスゴイですが、この後いくつもこういう奇跡的な景色が現れました。)

 森林限界から約30分位登るとかなり急坂となり、雪も深くなります。痩せた稜線の踏み後をたどりながら慎重に歩く事になり、一歩間違えば転落してしまいそうです。雪さえなければ、さほどでもない稜線なのでしょうが、積雪がある今ではかなり危険です。装備があまいせいもあり、滑って落ちる事だけが作者の頭の中を占領してい、本当にまいりました。
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稜線下は大絶壁
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落ちそうな岩

 そうして無言で慎重に歩いていると、ついに前方に五丈石が見えました。疲れが一気に吹っ飛んで感動と共にヤル気が戻ってきます。本当にここまでガンバッて登ってきてよかったーと思う瞬間。はるか先に五丈石が座った稜線は格別の美しさでした。ここから五丈石までにはいくつかのピークを越える事になります。

五丈石〜金峰山頂上=往復約10分

 五丈石のたどり着いた作者は、さっそく手前で写真撮影。撮り終わって機嫌良く岩の左脇を抜けて東側に出てみると、ナント正面は東側だったらしく、鳥居と祠、方位盤などがあって、登山者が休憩をとっておりました・・・。仕方なくこちらで再撮影しちゃいました。

 それにしても、この五丈石はスゴイです。大日岩もスゴイですが、やはり本日の主役だけあって格別です。どーしてこういうモノが出来上がったのでしょうか?自然はスゴイです。

 さて、そんな事は荷物と共に置いといて、金峰山の頂上に向かいましょう。頂上は岩山の上にあり、頂上碑が立っていました。岩が積み重なった狭いピークは、登山者でいっぱい。頂上からは瑞牆山はもちろん、富士山、南アルプス、八ヶ岳等の山々が見られます。(瑞牆山は途中の稜線からも見えてます。)
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五丈石(西側)
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五丈石(東側)
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五丈石に登った登山者
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金峰山頂上

五丈石〜森林限界〜大日小屋=約50分+約1時間35分

 帰り道。下り坂には気を使います。部分的に雪のない岩面ではアイゼンがジャマです。作者が付けているのは軽アイゼンです。靴底の中央部に爪が集中しているタイプのため、岩や石の上ではバランスが悪くかえってあぶないです。フラフラして歩きにくく、それがしばらく続いたため、決心してアイゼンを外すと、その後すぐに雪が現れちゃう始末。仕方ないのでまた付ける。この作業を何回も繰り返しました。(いい加減、イヤになりました。)

 ただ、「転ばないように」それだけを考えて気を集中させて黙々と進みます。稜線で転べば、あとは谷底直行かもしれません。森林限界を過ぎ、樹林に入ってからも気は抜けませんが、急坂・ズルズル雪のため何十回も転びました。気力体力とも消耗しきりましたよ〜。

大日小屋〜富士見平小屋〜瑞牆山荘=約40分+約40分

 富士見平小屋の手前約20分ほどで雪が無くなり、それと共に空が開け勾配が緩やかになります。富士見平小屋が見えるとホッとします。小屋前で休憩したら、もうひとがんばりです。最後は疲れきった足を引きずって、明るい落ち葉の道をタラタラと下り、登山口へ帰りました。

 
 

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