北岳
日 数 1泊2日
体力度 ★★☆
危険度 ★★☆
工 程 1日目=広河原〜大樺沢二俣〜八本歯のコル〜北岳〜北岳肩ノ小屋
2日目=北岳肩ノ小屋〜草すべり〜白根御池小屋〜広河原
歩行時間 1日目=約6時間45分
2日目=約3時間40分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 芦安村P(無料)
歩行日 8月30日〜31日
備 考 稜線日中=20℃、北岳肩ノ小屋早朝7℃(フリース等防寒着必要)
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 マイカー規制により登山口となる広河原へバスで移動となるため、車は芦安村の村営駐車場に停めます。駐車場は無料ですがバスはもちろん有料。料金、運行時刻等は芦安村のWEBサイトで確認してください。

芦安村村営P

芦安バス乗り場

広河原〜大樺沢二俣=約2時間30分

 広河原より車両止めのバーを越えて北沢方面に歩き出すと、数m先の左手に吊り橋があります。吊り橋を渡って右に進むとすぐに広河原山荘があり、登山口は広河原山荘の左側にあります。最初は樹林ですが、終始耳に入る沢の音が心地よいです。樹林の中に白根御池へ向かう右方向への分岐がありますが、今回は直進します。
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大樺沢と北岳バッドレス

バッドレス上部

 登山道は沢を幾度と渡りながら高度を上げ、2時間弱で樹林を抜けだし、大樺沢沿いに出ます。大樺沢を左手に見て進むこの道は空が開けた明るい谷部を緩やかに登る河原道となっております。前方は北岳とバッドレス、八本歯のコル。その下に雪渓といったスバラシイ景色。これから出会う景色と感動に胸が騒ぎます。後方には視界が良ければ鳳凰三山が見えます。

 大樺沢二俣には仮設トイレがあり、周辺は登山者の休憩ポイントとなっています。八本歯のコル方面に進むには、大樺沢沿いを道なりに進むだけですので迷うことはないと思います。ただし、岩などに記されたペンキは見落とさないで進みましょう。

大樺沢二俣〜八本歯のコル=約2時間40分

 大樺沢二俣を過ぎると雪渓脇を歩くようになりました。徐々に勾配がきつくなります。雪渓をさわりたい方は、その年の残雪量にもよりますが、雪渓部分の手前当たりで登山道を離れ、若干降りなければなりません。登山道に戻る時は同じところから復帰してください。雪渓沿いをしばらく歩いてから、登山道に復帰するのは結構むずかしいです。(作者一行はハマりました。)

 雪渓を過ぎた後は勾配がさらにグンときつくなり、石ゴロのガレ場をジグザグに登りとなります。無言で登り詰めると最後に樹林となり、木製ハシゴを使って一気に稜線まで這い上がります。稜線に出た後も木製ハシゴはコル前に10カ所程度あります。振り返ればさっきの雪渓があ〜んなに下の方に見えます。右手にはバットレスが勇壮な姿を見せてくれるはず。さらに後方には鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳が見えます。普段なら、もうこれだけで十分OKを出すところですが、天気が良ければこの後の景色はもっとスゴイです。ガンバレ〜!
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こんなシーンも
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八本歯への登り
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八本歯のコル直下のハシゴ

八本歯のコル〜北岳=約1時間10分

 急登をやっとの思いではい上がった所が八本歯のコル。つまり鞍部(あんぶ)です。従ってここからは稜線となりますが、さらに登ります。八本歯のコルからは少々危険地帯です。まず手始めには木製ハシゴ。コル下にあったハシゴより段数が多いです。あせらずに1人ずつ慎重に登ってください。作者は夢中で登ってしまいましたが、考えてみると結構スリリングな所にかかっています。

 八本歯は犬歯が8本連なって稜線となっている感じで、本数を重ねていくと徐々に高度も上がります。登山道は大きめの石が堆積した岩稜となっています。踏み場を選びながらピョンピョンと進むのが結構楽しい。景色はアルペンムード満点です。八本歯終盤には高さ1mくらいの木柱が行き先を示してくれる様になりますので、柱を目指して進みましょう。八本歯最後を登り終えると北岳山荘と北岳頂上との分岐になります。

 ここから北岳への稜線はさらに高度感万点!もうひと登りを最後の踏ん張りで進みます。北岳頂上が近づくと登山道は痩せ稜線の細い道となり、足場が悪いのでちょっと危険です。
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稜線

北岳〜北岳肩ノ小屋=約25分

 北岳頂上は岩の固まりです。北岳頂上を示す標はなぜか2つあります。1つ目よりも2つ目の方が開けていますので、がんばって2つ目まで行ってからバンザイしましょう。2つ目にはベンチも置かれているし人も多いので、2つ目の方が本当のピークなのでしょう?いづれにしても国内2番目に高い北岳(3192m)に登頂成功だ〜!バンザーイ!

 さて、北岳頂上から北岳肩の小屋までは下る一方。やはり岩稜の道ですが、部分的にザレ場となっており滑りやすいです。最後まで気を抜かずに進みましょう。
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北岳(肩ノ小屋より)
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テントの花
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富士山
 
レポート<2日目>
北岳肩ノ小屋〜草すべり=約20分

 テント泊の方・素泊まりの方、翌朝は4時には起きて身繕いを済ませ、5時頃外に出て朝をとるようにしましょう。この日の日の出は5時20分頃でした。気温7℃。快晴の空にあがる御来光を眺めながらコーヒーを啜ります。お日様の右手には富士山のシルエットがくっきりと見えます。スバラシイ〜!本当に美しい風景です。やはり富士山は見る山でしょう!こここそ最高の富士山展望台ですよ。
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富士山
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すばらしい一日の始まり

 他にも鳳凰三山・八ヶ岳・甲斐駒ヶ岳、裏手には仙丈ヶ岳、木曽駒ヶ岳等々、天気さえ良ければ関東圏の名峰すべてが手に取るように見えます。名峰たちをすべて自分の足下に見ながら気分は最高潮です!なんとこの日は八ヶ岳の向こうに浅間山までみえました。

 たっぷり景色を楽しんで、フィルムを使い切ったら出発です。登山道の続きは肩ノ小屋より小屋の正面方向に進んだところにあります。崖っぷちのような感じですが、そこが登山道の続き口です。

 肩ノ小屋直下は、登山道が非常に狭く切り立った崖っぷちを歩くため、結構スリリングです。視界に先ほどの名峰が入り込んできてしまうため、浮かれ気分でついつい余所見をしてしまいますが、足下には十分注意してください。本当に危ないですよ。

草すべり〜白根御池小屋=約1時間20分

 肩ノ小屋を出て20分くらいで、分岐となります。分岐には標識がありますので、書かれているとおり左に折れて、樹林に入ります。樹林の中は下り坂のみで、テンポ良く進めます。視界が開けると下の方に白根御池小屋と御池が見えてきます。小屋が見えてからたどり着くまで結構時間がかかります。

白根御池小屋〜広河原=約2時間

 白根御池小屋の脇にある御池?はあまりきれいではありませんでした。小屋を出発しても依然樹林ですが、30分位の間は軽いアップダウンを繰り返します。アップダウンが終わると最後の急降下1時間半コースに突入です。

 無言で下っていると、次第に沢の音が近づいてきます。もうすぐ沢だ〜と思ってみましたが、なかなか沢にはあえません。これが結構、疲れた作者一行を苛立てました。まだかまだかと思い続け結局念願の沢らしきを渡ったのはゴール直前でした。

 広河原山荘直前でY字路になりますが、山荘は左です。北岳で御来光を見て出発すると、広河原には午前10時前後には付いてしまいます。車を運転して帰る方は充分休息を取ってから出発してください。
 
 

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