焼岳
日 数 日帰り
体力度 ★☆☆
危険度 ☆☆☆
工 程 1日目=上高地−焼岳小屋−中尾峠−焼岳−中尾峠−焼岳小屋−上高地
歩行時間 1日目=6時間25分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 沢渡第一駐車場(1日500円=今回は3日間なので1500円)
歩行日 8月16日
備 考 小梨平キャンプ場の夜は8月でも少々冷えますので、長袖シャツか薄いフリースジャケットがあると良いです。
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 今回の登山口は「上高地」です。

 上高地へ行く道路は交通規制(通年マイカー乗入禁止)のため、マイカーの場合、車を国道158号沿いにある沢渡(さわんど)駐車場に預け、シャトルバスに乗り換える必要があります。

 沢渡は長野自動車道・松本ICより国道158号を西へ約32Km程走った位置にあり、駐車場は公営・民営を含め数カ所、どこも1日500円です。シャトルバスは往復券が1800円です。(2005年実績) なお、タクシーも利用可能ですが、こちらは4400円〜5000円程度が相場です。4人乗車で割ればバスよりチョット高い程度で快適?を得られる事でしょう。

小梨平キャンプ場(前泊)

 焼岳は日帰りで楽しめる山ですが、今回は夏場の登山ということもあり雷雲の発生を危惧して午前中心の行程としたため、上高地に前泊(キャンプ)する事にしました。

 上高地の「小梨平キャンプ場」は上高地バスターミナルから徒歩10分位の位置にあり、明神・横尾方面へ行く道沿いにあります。料金は持ち込みテントの場合、1人700円。風呂もあり、こちらは1人400円です。(2005年実績)

 テントサイトはすべて林間サイトで、木漏れ日と梓川の音が実に気持ちよいキャンプ場です。
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小梨平キャンプ場

小梨平キャンプ場(受付)

上高地(河童橋)〜登山口=約35分

 翌朝、いよいよ焼岳へ出発。

 テント一式はキャンプ場またはバスターミナル脇の店に預けることができますが、いずれも朝6時からの営業開始。その時間を待っていたのでは前泊した意味が無くなるので、思い切って設営したまま出発。(山小屋脇のキャンプ指定地と違い、観光客の多い上高地エリアなので、盗難やイタズラの類が心配でした・・・。結果的に今回は13時にテントに帰ってきましたが、無事でした。)

 さて、登山口へ移動する前に、上高地バスターミナルへ寄り、登山届けを出しましょう。用紙とポストは建物の外にあり、早朝でも書いて提出できます。(なお、下山時は下山届けを忘れずに・・・。)

 登山口は上高地バスターミナルから梓川沿いの遊歩道を南(帝国ホテルの方)に20分ほど歩き、田代橋を渡って林道に突き当たったら左折。林道を約10分ほど歩いた右側にあります。

登山口〜焼岳小屋=約1時間50分

 登山口より約1時間はうっそうとした樹林。登山道に一歩入れば、もうそこは上高地の絶景とは縁のない普通の山道。展望はなく、クマザサに覆われた歩きにくい坂道でした。ただ、勾配はさほどきつくないので、終始同じペースで歩ける事でしょう。

 樹林を約1時間ほど歩くと最初のハシゴが現れます。樹林の中の短いハシゴですので特に危険箇所というわけではありません。似たようなハシゴがこの後に数カ所あります。ハシゴをクリアしていくと、登山道を覆っていた樹林は次第に薄れ、いつの間にか空が開けます。

長ハシゴ

焼岳小屋

 最初のハシゴから約25分位後に現れる「最後の長ハシゴ」にはちょっと注意が必要です。長ハシゴは露岩部にかかるほぼ垂直のハシゴで、長さは約8m程。ビビらずに注意して登れば問題ありません。長ハシゴを登り切るとクサリがあります。このクサリをすぎると、グワッと視界が開け、前方に焼岳のピークと荒々しい山腹が出現します。

 ここから、クマザサの道をジグザグと約20分ほど登れば焼岳小屋に到着となります。

焼岳小屋〜焼岳頂上=約1時間15分

 登山道はここまでの進行方向で言うと、焼岳小屋の左奥より続きます。ちょっとだけ急坂を登ると、再びいっきに視界が開けます。

 そこは、なんとも気持ちよい大地。言葉で言い表せない心地よさですが、あえて言葉にするならば「緑が綺麗」って感じですネ。さあ、焼岳の岩峰と氷河に削られた荒々しい山腹はすぐ目の前です。この自然の中を歩く喜びを感じながら、真っ正面に構える焼岳を目指しましょう!

 焼岳小屋より展望台までは約25分。展望台から振り返ると景色がよければ穂高岳が見える事でしょう。さて、展望台からは一端下り坂となり、中尾峠へと登り返します。「危険地帯」と書かれた看板を過ぎてしばらく登ると、すこしザレた石ゴロの急登となり、ウキウキ気分も薄れます。
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焼岳(展望台手間より)
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焼岳(中尾峠下より)
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頂上へ続く道

 この辺からルートがわかりにくくなります。今回は天気がよかったのですが、それでもどっちに進むのが正規ルートなのか迷うところがありました。これでは、雨天やガスの時などは本気で迷っちゃうかもしれません。十分注意して登ってください。(ペンキマークの×印の向こうに○印があったり、右にも左にも○印があったりです。)

 さて、頂上部が近づくにつれ、足下はズルズルのザレ道となり、滑りやすいのでさらに注意が必要。おまけに硫黄臭が漂いだし、改めてここが活火山である事を実感させられます。

氷河の爪痕
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石ゴロの登り(急登開始付近)

絶壁の脇を通る(落石注意)

 最後の急登を登りきると中ノ湯方面からの登山道と合流します。合流点すぐ脇の岩には、周囲が黄色く変色した噴気口があり、「シュー」と不気味な音をたてながらすごい勢いで噴気が立ち上がっています。この噴気口のすぐ横をビビりながら通過すると約10分で頂上へ到着します。

 今回は滑って転ぶより、火山性ガスが怖かった!

焼岳頂上標
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南峰(立入禁止)と噴気

噴気口

焼岳頂上〜焼岳小屋〜登山口〜河童橋=約45分+約1時間30分+約30分

 焼岳には南峰と北峰がありますが、現在、南峰は立入禁止区域となっており、登れるのは北峰のみです。北峰から南峰を望むと、鞍部付近にはこぢんまりとした火口湖が見えます。

 天気が良ければ、遠景には飛騨の名峰・笠ヶ岳と、それより少し右の奥に鷲羽岳が見える事でしょう。近場では当然、穂高岳と槍ヶ岳も見えて良いハズなのです。今回は残念ながら槍穂はガスの中・・・。でも、その眼下には上高地が望めました。

 帰りは往路と同じ道をくだります。注意が必要なのは頂上〜中尾峠間の岩場のスリップと焼岳小屋をすぎてからの樹林の入口にある長ハシゴですね。
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焼岳・南峰と火口湖
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頂上付近を行く登山者

焼岳小屋への案内看板?

 
 

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