薬師岳・黒部五郎岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳縦走
日 数 3泊4日
体力度 ★★★
危険度 ★☆☆
工 程 1日目=折立ヒュッテ〜太郎平小屋
2日目=太郎平小屋〜薬師岳〜太郎平小屋〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎
3日目=黒部五郎小舎〜三俣蓮華岳〜三俣山荘〜鷲羽岳〜水晶岳〜祖父岳〜雲ノ平小屋
4日目=雲ノ平小屋〜薬師沢小屋〜太郎平小屋〜折立ヒュッテ
歩行時間 1日目=約3時間
2日目=約9時間20分
3日目=約8時間35分
3日目=約8時間20分
(休憩時間、電車バス等の乗物待時間を除く)
駐車場 折立(無料?)
歩行日 8月12日〜15日
備 考  
面積事項 本サイトで紹介する全ての情報には作者の主観が含まれているものとし、作者登山時による参考データとします。登山計画時や実登山時に本サイトのデータを使用する事は、個人の判断によるものとし、実状と差異が生じた場合でも、本サイト側には一切の責任を持たないものとします。
コース図 & 標高*距離グラフ
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コース図
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標高*距離グラフ(1日目)
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標高*距離グラフ(2日目)
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標高*距離グラフ(3日目)
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標高*距離グラフ(4日目)
(地図、グラフはカシミール3Dを利用)
レポート<1日目>
マイカーアプローチ

 登山口の「折立」は有料道路である有峰林道にあります。有峰林道は22時〜6時までは夜間通行止めとなるため、夏期の休日には、いち早く登山口に到着したい登山者の車列が早朝からゲート前にできます。

 作者とその一行は、出遅れないよう深夜に有峰林道ゲート前に到着しましたが、既にゲート前の駐車場(15位駐車可)には5台ほど駐車されていました。

 車内で仮眠の後、朝5時に起きると既にゲート前の道路に車列が・・・。

 あわてて車を移動させどうにか14台目を確保しました。まさにウサギとカメでした。6時にゲートが開くと各車一斉にスタート。作者の車が折立に到着したのは6時30分でした。

 折立の駐車場(約100台、無料)は、前日からの車で既に満車。仕方なく駐車場の約1km手前に路駐しました。(駐車場から1kmびっしりと路駐の列が続いていました。)

駐車場(1)

駐車場(2)

折立〜太郎平小屋=約3時間

 折立ヒュッテ前で準備を整えたら、いよいよ出発。まずは折立から三角点までは約1時間の樹林歩きです。最初の約20分はなかなかの急登。汗だくとなります。体が慣れ始めると空が開け、次第に勾配が緩みます。その後、三角点までは緩やかな登り坂が続きます。

 樹林を抜け、夏の日差しを感じ始める頃、三角点が登山道の道端に突然現れます。

折立ヒュッテを出発

三角点

 三角点はこれといって特別な場所ではありませんがベンチがあります。でも、天気の良い日は風がないと暑くて誰も座りません。作者とその一行はベンチとは道を挟んで反対側の木陰で休憩取りました。ほんとに暑かった。

 三角点を後にすると再び樹林に入ります。何度が上り下りを繰り返した後、樹林を抜けると登山道が石を敷き詰めた歩道に変化します。本日はもう樹林には入りません。稜線の風を感じながら五光岩ベンチをめざし緩やかな登りが続きます。
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太郎平へ向けて再出発!

剱岳
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石が多く結構歩きにくいです。

 三角点から五光岩ベンチまでは約1時間。五光岩ベンチに到着するまでにもいくつかベンチがありますので急がず休憩を取りながら進みましょう。五光岩ベンチを過ぎると太郎平小屋が見えるようになります。太郎平小屋まではさらに1時間30分。空は青く、緑は濃く、石畳の道が小屋まで一直線に続く。すばらしい景色です!
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遙か彼方まで続く石畳の道
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太郎平小屋が見えてきた!
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薬師岳

 太郎平小屋は立山方面、雲ノ平方面、黒部五郎方面への登山道と折立からの登山道が交差する要所にあり、とても賑わっていました。小屋では食事がとれる他、水の補給も出来ます。

 作者とその一行は今回もテント泊です。太郎平小屋のキャンプ指定地は小屋から薬師岳方面に木道を10分ほど下ったところにあります。キャンプ指定地には水場とトイレ(バイオ式)があります。水はものすごく冷たく、トイレは非常に綺麗でした。夕方になると太郎平小屋からビールを背負ったお兄ちゃんがやってきて幕営料を徴収していきます。深夜、テントから這い出て眺めた天の川は本当に綺麗でした。

太郎平小屋

天気予報♪

太郎平小屋のテント場
 
レポート<2日目>
   
太郎平小屋テント場〜薬師岳往復=往路約1時間35分、復路約1時間15分

 早朝、テント場北側にある登山道より薬師岳方面へ出発。薬師岳への中間点にある薬師岳小屋までは約1時間の登りです。

 まずは樹林の中を流れる沢を伝って25分ほど登ります。樹林を抜けると開放的な緑の台地に出ます。しばし木道を歩いた後、登山道がガレ場の尾根道に変化するとまもなく薬師岳山荘に到着します。
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夜明け

薬師岳小屋のメニュー

 薬師岳山荘は太郎平から登ってくると、小屋前が細い路地のようになっておりますが、薬師岳側に抜けると広場がありベンチで休憩できます。もちろん狭い所が好きな方は路地前で休憩も出来ますよ〜。

 薬師岳側の広場からはガレ場の本格的な登りです。崩れやすい登山道をジグザグに登り高度を稼ぐと次第に勾配が緩み稜線に出ます。薬師岳山頂は勾配がほとんどなくなった稜線の先にあります。薬師岳山荘から約35分で薬師岳の頂上に立てました。 頂上には立派な社はあります。
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薬師岳頂上

頂上標


 薬師岳頂上からは、作者とその一行が今回の山行で廻る山々を一望できます。すばらしい!ついでに遠い!あんなに遠くまで歩くのか・・・。

 ってことで薬師岳頂上を早々に立ち、太郎平のテント場まで戻ります。下りは薬師岳山荘まで約25分、そこからテント場まで約50分でした。薬師岳山荘でのんびりしすぎたかな?
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遠く黒部五郎岳へ延びる稜線
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ケルンと槍ヶ岳
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有峰湖
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薬師岳小屋
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太郎平へ続く緩やかな稜線

太郎平テント場〜北ノ俣岳=約1時間35分

 さて、今日は時間がないので、サッサとテントを撤収! 朝食をすませたら、とりあえず太郎平小屋まで約15分の木道を歩いて移動です。

 太郎平小屋では、長時間歩行に備え、飲み物を買い足しました。今日も暑い!っていうか今日はものすごく暑い! ここから黒部五郎カールまで樹林が一切ない登山道。真夏の太陽の下では、熱射病と日焼け対策として帽子・バンダナ・飲料水などは必須アイテムです。

太郎平を出発
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北ノ俣岳と木道
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緑一色の丘(北ノ俣岳)

 さあ、いよいよ黒部五郎へ出発!何度も言いますが、目指す黒部五郎は遠〜く彼方に見えます。「本当にあそこまで歩けるのか!?」って感じです。太郎平小屋から北ノ俣岳までは約1時間35分の間ず〜っと木道歩きとなります。「よくもこれだけ木を並べたな・・・大変だったろうな〜」と関心しちゃいました。
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まもなく北ノ俣岳頂上
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北ノ俣岳頂上
(遠景は黒部五郎岳と槍ヶ岳)
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槍ヶ岳

北ノ俣岳〜黒部五郎岳=約3時間25分

 木道の登りは意外と辛く、炎天下という条件も加わって体力が消耗しました。太郎平〜黒部五郎直下までは、地図を見て感じていたより起伏があり、特に北ノ俣岳を後にすると、幾度と小ピークへの上り下りが繰り返えされます。すごく辛かったです・・・。

 北ノ俣岳の次は赤木岳(山名のある山では)です。北ノ俣岳〜赤木岳は約30分でした。

赤木岳頂上
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黒部五郎は雲の中

 赤木岳からも灼熱地獄の登山道は続き、黒部五郎への最後の急斜面を前にした頃には作者はもうヘトヘトでした。赤木岳〜急斜面下(最終コルと仮名)まで約1時間40分もかかってしまいました。

 作者とその一行は、この最終コルで十分休憩してから黒部五郎へ向けて再出発。黒部五郎の肩までの登りはガレ場の急登。ジグザグに折り返しながらグングン高度が上がっていきます。途中、進行方向がわからなくなった場面が1カ所だけありました。最終コルから約1時間でどうにか黒部五郎の肩に到着!
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黒部五郎岳への直登開始

序盤は砂利道

上部はガレガレ

 肩から頂上は約15分程度。作者とその一行は、黒部五郎の肩にザックを置いてピークハントに出発。羽が生えたように体が軽〜い!

 黒部五郎岳頂上は岩場の狭い頂。仰々しい標柱など一切無い寂しい頂でした。頂上からは遠く彼方に薬師岳(今朝はあそこに居たよね・・・)、そこから右手方向に雲ノ平(祖父岳)、鷲羽岳、三俣蓮華岳が望めます。さあ、今日のアルバイトはまだまだ続きます。
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肩から望む黒部五郎岳

黒部五郎岳頂上(1)

黒部五郎岳頂上(2)

黒部五郎岳〜黒部五郎小舎=約1時間30分

 黒部五郎の肩までもどったら、重ザックを背負い、黒部五郎カールへ急降下です。急斜面ですが、登山道が狭いという事以外は特に危険な箇所などはありません。

 急斜面を下りきった頃に沢に出会います。この沢の水は超オイシイと有名だそうです。作者とその一行もグビグビ飲んじゃいました。うまかった〜。しかもチメタ(冷た)かった〜。(あんまり飲むとオナカ壊すかも?)
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黒部五郎カール(1)
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黒部五郎カール(2)

 水場を後にすると今度は前方に雷岩が見えてきます。デカイです。でも登山道は雷岩の脇は通らせてくれません。雷岩を左手に見ながら久しぶりの樹林が出現。この樹林は黒部五郎小舎まで続きまし。今日は疲れた〜。
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雷岩

黒部五郎カールを下る

樹林突入

 黒部五郎小舎も登山者で賑わっていました。テント場は小屋から2分位離れた所にあり、けっこう広めです。それでも到着が遅れた作者とその一行には、あまり良い条件の場所は残っていませんでした。テント場には水場がありますが、トイレは小屋の裏手でした。
 
レポート<3日目>
黒部五郎小屋=三俣蓮華岳=約1時間40分

 本日は三俣蓮華・鷲羽・水晶を経て雲ノ平まで歩きます。百名山を1日で3山ゲットです。今日も長時間です・・・。

 登山道は黒部五郎小屋から樹林の急登で始まります。山腹に付いた一直線のミゾが登山道です。狭い登山道をしばらく登ると健脚と展望(だったかな)の2コースに分かれます。2コースはまた一緒になりますので、どちらを選んでも結果は変わりません。作者とその一行は当然のように展望を選びました。

早朝の黒部五郎小舎
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空に向かう
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朝日を浴びる黒部五郎岳

 急坂を登りきると一転して穏やかな台地に出ます。風が気持ちいいです。ハイマツの間を抜け快調に歩を進めます。三俣蓮華岳への最後の登りへの手前は登山道の左側が崩れ落ちていますので、慎重に進みましょう。崩落箇所を抜ける三俣山荘へ向かう巻き道との分岐が現れます。分岐から頂上までは約35分の急登です。

巻き道分岐
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分岐から黒部五郎方面望む
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三俣蓮華岳頂上

 三俣蓮華岳からの展望もスバラシイ!昨日登った薬師岳も、飛騨の名峰笠ヶ岳も、槍ヶ岳も全部見えます。スゴイスゴイ!
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黒部五郎岳
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笠ヶ岳

三俣蓮華岳〜三俣山荘〜鷲羽岳=約40分+約1時間30分

 三俣蓮華岳頂上〜三俣山荘までは約40分の下り坂。序盤は急坂ですが徐々に勾配がゆるみます。

 三俣山荘は三俣蓮華岳と鷲羽岳との鞍部に立つ赤い屋根の小屋。小屋前の広場では多くの登山者が休憩していました。
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鷲羽岳と三俣山荘

三俣山荘

 ここで問題発生!昨日までの疲れが抜けていない作者は、一行について行けそうもない状態へ・・・。考えた末、三俣山荘で一行と別れ大休止を取ることにしました。一行の脚を引っ張りそうだったので、とりあえず作者を残して先行してもらう事としました。 作者ひとり鷲羽岳はあきらめてこのまま雲の平へ向かうか、這ってでも鷲羽岳のピークをゲットするか? 既に作者を残して出発した一行の後ろ姿を見ながら考えに考えた末、結局、鷲羽行きを選択。ヨ〜シ!夜までかかってでも雲ノ平までたどり着くぜ!
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鷲羽岳(三俣山荘より)
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三俣蓮華岳と三俣山荘
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槍ヶ岳(西鎌尾根が少し見える)

 鷲場岳への登りはガレ場のジグザグ登り。「ジグザグ好き」の作者にとってはラッキーでした。ガレ場手前の鞍部から見上げる鷲羽岳は、とても大きく立派な構え。この時にはすでに三俣山荘での迷いはスッカリ吹き飛んでいました。やっぱり来て良かった!

 鷲羽岳の頂上からは美しい鷲羽池が望めます。頂上を踏んだ者のみが望めるこの絶景にあらためて登って良かったと実感しました。鷲羽岳頂上からの展望は好天にも恵まれた事もあり、またまたスバラシイの一言でした。薬師岳からこの3日間で踏んできた山々が全部見え、これから挑む水晶岳もクッキリ。おまけに槍ヶ岳も笠ヶ岳も望めました。大パノラマを語るに相応しい景色!北アルプス万歳!
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笠ヶ岳が顔を出す

鷲羽岳頂上標
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鷲羽池と槍ヶ岳

鷲羽岳〜ワリモ北分岐=約1時間

 絶景展望が名残惜しいですが、一行から遅れている作者はひとり鷲羽岳頂上を主発。

 ガレ場の急坂を鞍部まで一気に下り、今度はワリモ岳頂上へ強烈な上り坂に挑みます。巨大な鷲羽岳を背にみながら、ガレ場の急登を登りつめると最後にはロープ場があります。こぢんまりしたワリモ岳の頂上からは水晶小屋と水晶岳が一望できました。
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ワリモ岳と水晶岳
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ワリモ岳への強烈な登り

 ワリモ岳を過ぎてしばらく進むと水晶方面と雲ノ平方面との分岐点=ワリモ北分岐に到着します。ここには先行した一行のザックがデポってありました。

ワリモ岳頂上標
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水晶岳

ワリモ北分岐

ワリモ北分岐〜水晶小屋〜水晶岳往復=往路復路とも約30分+約30分

 ワリモ北分岐で少し休憩した後、作者もテントの入った重いザックをデポり、サブザックに水筒と雨具だけ詰めて再出発。向かうは当然、水晶岳です。

 分岐から水晶岳まではガレ場の稜線歩きです30分ほどで水晶小屋に到着。途中で先行していた一行に再会。雲ノ平にも先に行ってもらいテント場の確保をお願いしました。

 水晶小屋のこぢんまりとした受付では、美人のおねーさんがテキパキと宿泊客に指示(指令?)を出していました。今日は布団1枚に3人とか・・・。

水晶小屋(1)

水晶小屋(2)

 さて、水晶小屋を後にし、作者は一路水晶岳頂上へ。稜線は次第に痩せ始め、今回初めての危険なムードになっていきます。いままで好天だった空には暗い雲が広がり、周囲はガスに包まれました。なんだかヤバそうな雰囲気。頂上手前の核心部にはクサリがありました。ちょっと注意が必要です。頂上は岩山のテッペンって感じです。ガスのため展望は望めませんでした。雨が降らないうちに下山しようっと。
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水晶岳頂上部
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水晶岳のハシゴ場
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雷鳥発見!

ワリモ北分岐〜祖父岳〜雲ノ平山荘テント場=約45分+約2時間

 ワリモ北分岐に帰り、久しぶりに重〜いザックを背負ったら、岩苔乗越の十字路へ急降下。岩苔乗越では迷わず祖父岳方面へ進みました。それにしても今日も長距離です。
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登山者
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祖父岳

岩苔乗越

 岩苔乗越からは再び上り坂となります。3日分の疲労が作者を襲います。休みながらも、これが最後の登りだ!と気合いを入れて登り切りました。たどり着いたのはケルンの立ち並ぶ石ゴロの大地。祖父岳の頂上はこの大地の奥にありました。

 一度は体調が回復した作者でしたが、祖父岳の頂上付近でついにエネルギーが底をつき始めました。雲ノ平が眼下に広がります。ゴールのテント場も見えています。あとは下るだけだと足に言い聞かせて再出発。
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左手に鷲場岳

祖父岳頂上標
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右手に水晶岳

 ガレ場を下りきって木道のT字路へ到着。案内標識の指示が理解できず右折か左折か迷った末、右折を選択。正解でした。ところが、もうすぐのはずのテント場に全然近づく気配がありません。テント場は左手に見えているのに、なぜか岩場をぬってつけられた木道は違う方向に続くのです。どんどん遠のくテント場。後で分かったのですが、以前登山道だった所が水源保護のため歩行禁止になり、そこを大きく迂回する木道が付けられたとの事でした。しかしながら、この時の作者にとっては木道歩きでさえも辛い状態。夕方が近くなり次第に暗くなる空を見上げながら、いつになったら(テント場に)着くんだろう木道に話しかける作者でした。
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雲ノ平
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雲ノ平山荘テント場

道標

 結局テント場に到着したのはT字路から約1時間半後でした。一行と再会した時はうれしかった!そして、どうにか周囲が暗闇に包まれる前に幕営出来たことが幸いでした。

 テント場はガレ場です。石をかき分けて何とか平な部分を作りました。水場とトイレはテント場内にありますが、買い物に行くためには往復30分歩いて雲の平山荘まで行く必要があります。メチャクチャ不便です。当然そんなところまで歩ける状態でない作者は、飯もろくに食わずにダウンでした。

 
レポート<4日目>
雲ノ平山荘テント場〜薬師沢小屋=約2時間40分

 最終日の朝。なぜか作者の体には筋肉痛も膝の関節痛もありません。昨日あれほど大変だったのに、不思議です。

 さて、今日はいよいよ雲ノ平を歩く日です。ちょっと遅めにテントを撤収して出発。朝の冷たい空気が心地よい。広々とした大地を進む木道の先には雲ノ平山荘が見えてきます。

 木道は雲ノ平山荘からもなお続き、進むにつれて左右に美しい緑が広がりを見せはじめます。ここがあの有名な雲ノ平! ・・・う〜ん。確かにきれいな所ですが登山雑誌でみるようなビューティフルさとは少し違っていました。やはり写真が上手いのかも・・・。

 木道は雲ノ平山荘から約1時間も続きます。これまたよく並べたな〜と関心ました。

 木道が終わると初めてうっそうとした深い樹林となります。まるで北八ヶ岳のような深い森の中、薬師沢小屋へ急降下を開始します。すごく歩きにくい道でした。1段の落差が大きく、滑りやすいので注意が必要。脚の短い作者はほんとに参りました。

 薬師沢小屋の手前で薬師沢に出会います。沢沿いの鉄ハシゴを登って、吊り橋を渡ると小屋の到着です。
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雲ノ平へ通じる木道
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黒部五郎岳

チングルマ

雲ノ平山荘

笠ヶ岳に笠雲
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ここは?庭園
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チングルマの実
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薬師沢
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薬師沢小屋の吊り橋

薬師沢小屋〜太郎平小屋〜折立=約2時間40分+約3時間

 薬師沢小屋前の吊り橋からみる沢はとても深く、どこまでも透明でした。ここまで綺麗な沢は初めてです!

 さて、薬師沢小屋からは再び樹林に入り、木道をすすみながら緩やかに高度を増していきます。登山道が再び薬師沢に沿うようになる頃には空が開け、勾配も落ち着きます。今日も暑い!沢に出会う度に手ぬぐいを濡らし、絞らず頭にかぶって頭部を冷やしました。これを何度繰り返した事か・・・。木々を抜ける木道をひたすら進むと、太郎平小屋まで最後の45分は再び上り坂となります。今度こそ最後の登りだ。ガンバレ〜!

 坂道の登り切ると久しぶりに太郎平小屋が目に入りました。ヤッター!。

太郎平はこの山の上です。

太郎平小屋が見えてキタ!
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太郎平小屋に到着

 太郎平小屋からは折立まで1日目と逆のルートで下山します。思えば4日とも本当に良い天気でした。空模様が怪しかったのは水晶岳の前後だけで、4日も歩きながら雨具なしでしたから。

 真っ黒に日焼けし、笑顔で帰路につく作者とその一行でした。(おしまい)
 
 

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