| 涸沢ヒュッテ〜ザイテングラード取り付き=約50分 |
涸沢ヒュッテから穂高岳山荘までの登山道では「ザイテングラード」と呼ばれる難所を通ります。涸沢ヒュッテからザイテングラードまでのルートは2通り。1つは涸沢小屋を経由するコース、もう1つは、今回歩いたカールの中央付近を横断するパノラマコースです。
作者とその一行は、早朝、ヘッドライトの明かりを頼りにテント場を出発。コース上には絶えずペンキマークが付いていますので迷う事なく、約30分ほどで涸沢小屋からのコースと合流できます。合流点からザイテングラード取り付き(ザイテングラードの下部)までは約20分ほど。
ザイテングラード取り付き(以後、ザイテン取付)は比較的平らな広場ですので、ここでは休憩をとりました。ザイテングラードでは三点指示が必要になりますので、ストックを持っている方は、ザックに固定しておきましょう。また、手をかける岩には、鋭く尖った部分がありますので、デリケートな手の方はグローブ(手袋)があると良いでしょう。 |
 ザイテン取付 |
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| ザイテン取付〜穂高岳山荘=約50分 |
準備ができたら、いよいよザイテングラードへ向かいましょう。ザイテングラードが難所と言われるのは、岩に手足をかけてよじ登るような所をいくつか通過するからだと思います。ですが、いずれも落ち着いて登れば問題ない所ばかり・・・。もっとも注意が必要な部分は、ザイテン取付から約10分後ぐらいに現れるクサリ+ハシゴ場の付近です。あまり力まずに、かといってナメ過ぎずに、自分のペースで通過してください。稜線が近づき、鞍部に穂高岳山荘が見え始めたら難所・難所とい言われるザイテングラードも無事通過となります。 |
 ザイテングラードを登る |
 ザイデングラードに立つ! |
 ザイデングラード中部 |
 鉄ハシゴ通過 |
穂高岳山荘では有名な石畳テラスがお出迎えしてくれます。「ついにここに立った!」という感動する作者とその一行。早速ザックをおろして休憩しました。ここからの眺めは最高です!テラスの縁に腰掛けたり立ったりするのは自由ですが、調子に乗って落ちないでくださいよ〜。
そうそう、穂高岳山荘にもスタンプ台があります。でもコチラには「紙」は無かったです。 |
 もうすぐ奥穂高山荘 |
 石畳テラス |
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| 穂高岳山荘〜奥穂高岳=約30分 |
さあ、いよいよ今回の目的地。国内では標高第3位の奥穂高岳(3190m)への登りです。登山道は穂高岳山荘の横にそびえ立つ岩壁にあります。ほとんど垂直?という感じの壁登りとなりますので、もちろん両手は使えるようにしておきましょう。この岩壁では穂高岳山荘をスタートしてから最初の10分が難所エリアとなります。ザイテングラードと違って、ほとんど垂直ですので、下を見るとかなり怖いのですが、手足を掛ける所は必ずありますので、ゆっくり慎重に登れば大丈夫です。途中にハシゴ2本、クサリ1カ所があります。いずれも先を急がず、必ず一人ずつ通過しましょう。先に行った方のアドバイスを聞くことも大切です。ハシゴ2本を通過した後、クサリとなりますが、この時、足下の岩がナナメで、表面が滑りやすいので注意してください。皆さん、落ちないでね・・・。(高所恐怖症の方は無理かな・・・?) |
 穂高岳山荘脇の岩壁 |
 難所拡大 |
 難所を行く登山者 |
 下を見るなよ〜 |
難所を通過すると普通のガレた岩稜に出ます。ここから奥穂高岳の頂上までは約20分。はやる気持ちのせいか、非常に長く感じますが、依然岩稜歩きですので、あわてずのんびり行きましょう。なお、難所部分の通過など渋滞が予想されます。作者とその一行は往路30分、復路35分でしたが一般的な地図に記載されている参考時間は往路50分、復路30分です。計画上では参考時間以上を予定しておいた方が良いと思います。
奥穂高岳の頂上が近づくにつれ、前方に「ジャンダルム」が見え始めます。スゴイい迫力です。天気が良ければジャンダルムの上に人が立っているのが見えるでしょう。進行方向右手には飛騨の名峰・笠ヶ岳。さらに、後ろを振り返ると涸沢岳、北穂高岳に槍ヶ岳が見えます。雑誌等でよく見る穂高連邦(槍穂)の写真そのものです。夢のようだ〜!さらに、左手の下方には涸沢カールと2つの山小屋も見えます。ウルトラ・ビューティフル〜! |
 奥穂頂上への岩稜 |
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| 奥穂高岳〜穂高岳山荘=約35分 |
奥穂高岳山頂には方位盤と祠があります。いずれも狭いので、他の人を押したりしないように十分注意しましょう。お互い気をつけないと本当に滑落しますので、十分注意してください。(特に中高年の団体の方々は夢中になって周りが見えなくなる傾向が見受けられます。これは偏見ではありません。事実大事故につながる事ですので、真摯に受け止め頂きたいものです。)
頂上からは前出の名峰の他、前穂高岳や焼岳も望めることでしょう。ジャンダルム付近の険場もクッキリ見えて迫力満点です。まさに360度の大パノラマ! |
 奥穂高岳頂上 |
 奥穂高岳頂上の方位盤 |
 北穂高岳と槍ヶ岳 |
 ジャンダルム |
さて、奥穂からの下山時も注意して歩きましょう。特に難所といわれるところでは下山時の方が事故が多いという事です。最後の岩壁急降下では登り以上に慎重に降りてくださいネ。 |
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| 穂高岳山荘〜涸沢岳〜穂高岳山荘=約15分+約10分 |
無事に穂高岳山荘まで降りてきた作者とその一行は、国内標高第8位の涸沢岳(3110m)へ向かいました。涸沢岳の頂上へは、穂高岳山荘から約15分。特に危険箇所はないガレ場の登りです。ただし、涸沢岳頂上ではカール側及び北穂高岳側はスパっと切れ落ちているので注意が必要です。
なお、涸沢岳〜北穂高岳方面はかなり危険を伴うコースとのことです。上級者対象ルートですので、安易に進まないよう注意してください。もし、涸沢岳〜北穂間を歩きたいのなら、北穂から涸沢岳へ進む方向が良いようです。 |
 奥穂高山荘から望む涸沢岳 |
 奥穂高山荘のヘリポート |
 涸沢岳頂上 |
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| 穂高岳山荘〜ザイテン取付〜涸沢小屋〜涸沢ヒュッテ=約40分+約30分+約5分 |
穂高岳山荘からザイテン取付までの下降では、スピードの出すぎに注意しながらゆっくり降りてください。先のとおり難所という所は下りで事故が起きるモノです。さて、作者とその一行はザイテングラードを無事に降りた後、涸沢小屋経由でテント場まで下山しました。ザイテン取付からパノラマコースとの合流点までは約10分。合流点を過ぎた後の涸沢小屋までの登山道は、段差が大きく、疲れも重なって少々歩きにくく感じました。パノラマコースの方がラクだったかも・・・。 |
 ザイデン上部より |
 涸沢小屋から見た涸沢ヒュッテ |
涸沢小屋ではナント!ソフトクリームを売っていました。1つ500円です。悩みに悩んだ後、作者とその一行はソフトクリームをあきらめ、涸沢ヒュッテへ帰ってからの生ビール(祝杯)を選択したのでした。(涸沢小屋でも生ビールは売られてました。) |
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