靴紐の結び方

   靴ひもの結び方は、人によって様々あるようですが、ここでは、作者とその一行が実践している結び方をご紹介します。
 よろしければ、次回の山行で実践してみてください。

基本編(前側のD環部分の通し方)
 
縦走用の中・重登山靴では大抵は右の写真のように前側(甲の部分)にD環、後側(足首の部分)にフックが配置されており、それぞれにひもを通して足を固定します。(右の写真のようではなく、すべてハトメ穴となっているタイプ、全てフックとなっているタイプ等もありますのでご注意願います。)
 
D環部分は、最初から最後まで、ひもをD環の下から上へ通します。

上りの時の結び方(前出のD環部分より後の通し方)
 
最後のD環に下から上へ通した後、左右のひも強く引き、D環部分を締め上げます。
D環部分がしっかりホールドされたら、そのまま力を緩めずに、最初のフックにひもを「上から下」へ引っかけます。
その後、左右のひもを2回交差させます。(2回交差させることで、ゆるみを防止し、最初のフック以下のホールド力を保持する事ができます。)
 
2つめのフック以降も、ひもを「上から下」に引っかけます。
上り時は、多少足首の自由が利いた方が良いので、あまり力まずに引っかけてください。
 
最後に蝶結びで固定します。
注意: D環を通していく過程ではひもを強く引っ張って、強固に固定してもOKですが、フック部分はひもを強くひくとフックが開いてしまうため、少々加減されたほうが靴を長持ちできるでしょう。
上りでは、足首を前に傾ける動きが多くなりますので、足の固定はD環部分のみとし、フック部分には柔軟性を持たせます。

下りの時の結び方(前出のD環部分より後の通し方)
 
最後のD環に下から上へ通した後、左右のひも強く引き、D環部分を締め上げます。
D環部分がしっかりホールドされたら、そのまま力を緩めずに、最初のフックにひもを「下から上」へ引っかけます。
 
2つめのフックからも、ひもを「下から上」に引っかけます。
下り時は、全般的にしっかりホールドする事が必要ですので、最後まで力を抜かずに、きっちり締め上げてください。
 
最後に蝶結びで固定します。
注意: 下りでは、つま先方向に荷重が集中するため、つま先保護のためD環部分からフック上部までしっかりと固定し、足首と甲で前方向へのズレをくい止めます。

完成比較
  左が上り時、右が下り時です。
 

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